Addicted to them

ドラマ「ハイロイン(上瘾)」の原作本を、自身の中国語学習のため訳出し、学習記録として残していきます。鋭意、現在進行中。全部終わるまで、はてさて何年かかることやら。 (記事は徐々に鍵付きに移行中。パスはブログ・ツイッターで公開。)

【你是不是傻啊?(お前は馬鹿か?)】

 グーハイはわざと玄関の扉を開閉し、大きな音を出した。
 この扉の閉まる音をバイロインははっきり聞いた。まさか本当に下に降りていったのか?不可能だ。あいつは馬鹿じゃない。バイロインはそれでも心配になり、足音を忍ばせてドアに張りつき、部屋の外の動静に耳を立てた。5分経っても、外からは何の音も聞こえない。バイロインは眉をひそめ、少し疑いを抱いて窓際まで行くと、頭を下げてちらっと見た。
 何も見えなかった。
 窓の下にはたくさんの車と人が見え、グーハイが本当に登ってきたとしても、その小さな一つの目標物を捕捉するのは不可能だ。

 また5分が経つと、部屋の外で携帯電話が鳴った。それはグーハイの電話の着信音だ。
 一音一音鳴るたびにバイロインの心を巻き込むが、出る者は誰もいない。
 本当に出て行ったのか?玄関で待ち伏せてるんじゃないのか?
 念のためバイロインは部屋の中に座って待っていた。
 しばらくすると120(救急車)のサイレンが聞こえ始め、バイロインがはっきり聞こえた時には建物の下に止まったように思えた。
 まじか、落っこちてないよな?

 バイロインはもう我慢できずにドアノブを回し、頭を突き出して部屋の外を覗いたが、本当に誰もいなかった。靴を履こうとした時に、突然自分の携帯電話が鳴り始めた。彼の心は一瞬ドキッとした。まさか....グーハイが自分に助けを求めてきたのか?それとも...病院から電話がかかってきたのか?
 バイロインが携帯を手に取って見ると、グーハイからの電話だった。
 いいや、さっきグーハイの携帯はリビングのほうにあったはずだ。これはどういうことだ?
 しまった!謀られた!!

 バイロインが気付いた時には、両足は既に宙に舞い上がっており、腰は大きな手で支えられ、頭は逆さまになっていた。バスタオルの下からは露わになった長い2本脚が見えた。上半身はレリーフのような腹筋をタオルからのぞかせ、下半身はつま先の部分がねじり曲がった大きいサイズのスリッパを履いていた。
 バイロインは身長が180cmを越えてから、誰の肩にも担がれたことはなかった。
「この野郎!」バイロインはグーハイの腰を全力で叩いた。
 グーハイは笑った。「この野郎だ?残念だったな、ハハハ。」

 そう言うと彼は足でドアを蹴り、膝でドアを押した。しかし、バイロインをすぐにベッドに置くのではなく、寝室をぐるっと回ると、本棚を見て倒れていた人形を元に戻したり、口ずさみながらキャビネットの雑貨を整理したりするなどして、その過程で歩いたりしゃがんだりしてもバイロインを置かなかった。グーハイの意味するところは明らかで、バイロインに分からせたかったのだ。“夫”の目から見れば、お前は小鳥なのだ。ご主人様に頼ればいい。ご主人様はお前をコントロールする能力を十分に持っているのだから。

「グーハイ!」バイロインの顔は赤くなり、大声で叫んだ。「クソ、下ろせ!」  
 グーハイはバイロインの尻の肉を揉みながら言った。「老公(女性が夫や恋人に対して「ダーリン」「貴方ぁ」などと甘く囁く呼び方)と呼んだら、下ろしてやるぞ。」
「やっぱりお前と来るべきじゃなかった。」
 バイロインは怒り、揺さぶられ、ほしいままにもてあそばれ気分が悪かった。血液も頭に上り更に気分が悪かった。最も耐え難かったのは、180cmもある自分が別の男にこのように担がれていることだった。なんだこれは!?恥だ!この上ない屈辱だ!

 バイロインは黙った。自分が喚けば喚くほど、下の奴がより楽しくなることを知っていたので、ただ耐えた。
「老公と呼ばないのか?呼んだら下ろしてやるのに。」
 バイロインは目を閉じ、聞こえないふりをした。
 グーハイが頭を向けて見ると、バイロインは頭を垂らし、首の付け根が赤くなっていた。
 “妻”は結局自分の“妻”なので、こんなに振り回すのは忍びなかった。グーハイが手を緩めると、バイロインをまだベッドに置く前に、股間に鋭い痛みを感じた。バイロインはいつの間にか手をバスタオルの中へ忍ばせ、彼の最も脆弱な場所を激しく一突きした。

 痛ってぇ!
 グーハイは両脚を閉じ、苦痛に顔をゆがめながら叫んだが、頑として手を放さなかった。力が緩む時を待って、バイロインは息もできなくなるほど笑った。
 グーハイはバイロインをベッドの上に放ると、勢いよくのしかかった。
 バイロインの顔は紅潮し、目はぼんやり見えなくなるほど涙を流して笑っていた。
 グーハイは怒っていたが、バイロインの顔が死ぬほど愛おしく見え、その顔を引っ張ると、頭を下げてキスをした。痛みの余韻がまだ残っていたが、グーハイは構うことなく、ただ彼を無性に味わいたかった。こんなに長く痛めつけられているのに、心の中は激しく興奮していた。

 二人の唇が離れると、バイロインはグーハイをからかわずにはいられなかった。「お前の股間は史上最強に選ばれるな。俺はこんなに重いのに、お前はのたうち回らないんだもんな。大したもんだ!」
 グーハイはしばらく不機嫌そうな顔をしていたが、ついに耐えきれず、首の力が抜けて頭からバイロインの肩に垂れ下がった。
「まじで......痛ぇぇ......」グーハイはそう言いながらバイロインの肩を唇でこすった。「足がしびれて力が抜けた。ちょっと揉んでくれ......。」
 バイロインは一言返した。「失せろ!」
 グーハイは眉をひねって睨んだ。「鬼め。」

「さっき、俺を騙したのは誰だ?」
 グーハイはバイロインの耳たぶを触り、そっとつまみながら尋ねた。「最初に騙したのは誰だ?兄貴が来てるのに、言わなかったよな。わざと俺に醜態をさらさせたよな?」
 バイロインは怒って、「それは俺のせいにするな。俺はバスタオルを巻いてこいと言ったのに、お前がわざと全裸で出てきたんだろ。」
 グーハイはバイロインを言い負かせないと思い、いっそ現実的になろうと、バイロインのパジャマを引っ張って脱がすと、バイロインの両脚を開き、その中間にあるだらんとしたモノを目がけて顔を寄せた。

「何すんだ!?」
 バイロインは今度は本当に慌てて、両足に力を入れ、グーハイの髪を外へ引っ張るものの、その脆い所が実際に誰かの温かく柔らかい場所に包まれていることを感じると、心の中でとっさに呟いた...おしまいだ......
 バイロインはグーハイがこのようなことをするとは思ってもみなかった。
 二本のまっすぐ伸びた長い脚は二手に分かれ、膝をもう一人の手のひらに包まれて、下半身は痺れて動けなかった。グーハイはチビインズを口に含み、ゆっくり根もとまで入れてはゆっくりと戻し、まるで美味しいアイスキャンディーを味わうようだった。唯一の違いは後者は味わうたびに小さくなるが、前者は味わうたびに大きくなることだ。

 バイロインは首を後ろにのけぞっては、胸を激しく上下させた。グーハイの動作をはっきり目にすると、恥ずかしさが全神経に襲ってきたが、その次には震えるほどの快感がやってくる。足の指が縮こまりシーツをつかむと、腕は青筋を立て、腰はグーハイの動作に合わせてかすかに動き、額には既に細かな汗が滲んでいた。
 リズミカルにしゃぶった後、グーハイは舌先で赤く湿った亀頭を舐めた。
 バイロインの脚が激しく震えると、耐えられず喉の奥から悶えるような声を出した。
 その声がグーハイにどれだけの刺激を与えたかは知れなかった。もう間もなく耳にするに違いない。バイロインが自分の体の下に横たわり、いじくられながら、つい思わず叫ぶのを。「老公、早く...、老公、気持ちいい...、老公、我慢できない......」

 暴発する瞬間、バイロインの上半身は既にベッドから起き上がり、グーハイの首を全力で掴んでいた。グーハイに退くように促した声が変わった瞬間...。
「ウッ......」
 バイロインは魂が抜けるように極度に顔をゆがめると、避けるすべもなく、全部グーハイの口元に発射した。
 グーハイは舌先で舐めると、淫らな笑顔を浮かべた。
 バイロインの脚はまだ小刻みに震えていて、グーハイが自分を見つめているのを見て枕を投げつけた。ベッドの下からティッシュを取り出すと、恥ずかしそうに顔を赤らめ、グーハイの顔の汚れを拭き取った。

 これがグーハイが初めて見たバイロインの恥ずかしがる顔で、とても可愛く思った。

ーーーーーーーー

 灯りが消えると、バイロインが先に口を開いた。
「腰の傷はどうしたんだ?」
 バイロインはグーハイの腰に傷があることを前から知っていたが、ようやく最近その傷をはっきり目にするようになり、それは10数cmの傷跡だった。
 グーハイはフンと笑い、気にしないようにみえたが、気にしていた。
「小さい時、兄貴にやられた。」

 バイロインは驚いた?「グーヤンが?」
「あぁ。」
「なんで彼がお前を傷つけるんだ?」バイロインは尋ねた。
 グーハイの声は少し冷たかった。「昔、二人で一つのスイカを取り合って、兄貴は取れなかったから、フルーツナイフで俺の腰を突き刺しやがった。」
 バイロインは冷や汗が出た。お前ん家は容赦ないな。

「だから、彼がお前に金をくれたり、優しくするのは当然だと思ってるのか?」バイロインは尋ねた。
 グーハイは冷ややかに笑った。「俺は無理強いしてない。好きでやってるんだろ。」
「でも、公平に言えば......」バイロインは言おうとして途中で止めた。
 グーハイは頭を向けて、バイロインの言いかけた言葉の続きを待った。
「お前よりイケメンだよな。」

 グーハイの目つきの中に徐々に物寂しい気分が溢れてきて、それは大きな嫉妬へと変わった。眉間のしわが凹むたび、空気中至る所で骨が破裂する恐怖の音が響くようだった。
 バイロインはまだ枕元の人をからかいたいようで、「本当の事だろ。他の人はどうか知らんが、確かにお前よりイケメンだ。」
 グーハイは今大きなナイフを振って、グーヤンの顔を切り刻みたかった。
 バイロインはグーハイの背中を叩き、わざと言った。「負けられないな。」

 グーハイは心の中の炎を抑え、バイロインに彼とグーヤンの幼い頃の出来事を話した。
「昔兄貴と二人で凧揚げしてて、糸が切れたんだ。二人で追いかける時に、兄貴は笑ってて、俺は泣いていた。」
 10秒ほど経ってから、バイロインは鼻を鳴らすように笑った。
 グーハイのこめかみがピクピク動いた。
 バイロインは笑いながら尋ねた。「何を言いたいんだ?」

 グーハイは怪訝な顔で反論した。「こんな些細な出来事から、俺たち二人の本性が違うことが分かるだろ?俺は根っからの善人で、兄貴は悪人だ。」
 バイロインは更に笑った。「いや、俺が聞きたいのは、凧が飛んでっても拾えたんだろ。何で泣くんだよ?馬鹿なのか?アハハハハ......」
「……」

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 第102話。
 你是不是傻啊?(お前は馬鹿か?)出川チャイニーズですw
 さて、遂に顧海が白洛因のチン〇をしゃぶっちゃいましたねぇ。
 で、ぶっ放しちゃいました。口に。
 卑猥だわぁ。
 その様子を、ドアの隙間から顧洋が見た!(いや、見てませんよw)
 家政婦は見た!と言えば、市原悦子さんの世代です。
 「あら、いやだ。」
 つづく。

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